WILDBOAR  ⅢB (工房オリジナル機) Part-7

 
● 厚紙で垂直尾翼支柱のゲージを作りました。胴体上部の側板の内側に挟みこみ、ゲージのセンターラインに合わせて其々の支柱を取り付けていきます。本機の垂直尾翼は、本来の基本設計では、ジョイントによる垂直尾翼はラダー毎取り外せる設定・・・。此れは送る箱のサイズを小さくする工夫です。生地完成機でも被覆済み完成機でも垂直尾翼が外れる構造だと送る時に大変便利なんです。胴体に取り付けたクッキージョイントに水平尾翼を差し込んで接着・・・。更に垂直尾翼を差し込んで更に接着する。しかし、今回はまだ試作一号機の為、長期のテスト用の機体なので、まずは確実な接着で強度を確保が理由です。
 
● 胴体上部のストリング材を一部取り付けました。センターは3×10mmセンター横の部材は3×3mmのハードバルサを貼り込みました。今回購入したOK模型のハードバルサ・・・専用のカッターで棒材を切り出すのだが、切り出すのに一苦労だが・・・反ったり曲がったりという木目の悪いメディアムバルサの様な事態は起こらず、とにかく直線を保っている。此処だけの話・・・此処までの胴体の部材・・・ほぼ3mmのシナベニヤとハードバルサが殆どなのに、然程重過ぎる感はありません。
 
● コクピットは画像の範囲を覆うハッチ兼キャノピーとなる。胴体搭載のラジメカは全て目視できる搭載が可能。キャノピー兼メカハッチはハードバルサの積層構造・・・かなりの重さが有るのでテールヘビー防止のバラスト代わりになる。胴体メカ室には重心合わせ用のバラストは大して積めないが、キャノピー兼ハッチの裏側にはバラストがかなり詰め込む事が可能です。
 
● 垂直尾翼の構造は工房オリジナル構造(VEGA-1A)と同じです。両面を1,5mmのメディアムバルサでフルプランクする予定。支柱は大小5本ですが、骨組みの状態でもかなり丈夫になりました。両面プランクで更に丈夫になります。本来はアール面のストリング材も取り付けた画像が良いのですが、此処にストリング材を取り付けるとリンケージの先入れと固定が難しく成るので、プランク前にフライングスタビとラダーのリンケージパーツを取り付けます。その後に後部胴体アール面のプランクを行う予定。
 
● 垂直尾翼に1,5mmのバルサシートをプランクしました。材質的にはソフト寄りのメディアムバルサです。時々、プランクシートの木目の方向についての質問メールが有るんですが、何処を基準にしてプランクシートの木目方向を決めているのかとの事なんですが、まあ・・・基本的には翼の前縁に平行に成る様に裁断して貼り込むのが好いかと思います。理由としては、まあ・・・接着剤を入れてプランクするんですから、捻じれちゃ困る木目の方向は使わないのが良いのでは?。更に・・・両面貼るんだから、木目も左右対称にするのが良いとは思いますよ。

● ネット物知り博士さんの自作記事を見て何時も思うんですが、矩形翼(単形翼)所謂、長方形の翼の形状ならメインスパーを基準にしても好いとは思いますよ。前縁側も木目は平行に成りますからね。ただ、その流れでテーパー翼もメインスパーを基準に貼り込むと、サイズによっては前縁側のシートの貼り込みが斜めに成ってしまうので、此れは捻じれる事態よりも、仕上げの削りを行う際にバルサカンナを使うとササクレる場合も有るんですよ。要するに、カンナの刃先がシートに食い込み大きくシートを引き裂いてしまう場合もありえます。よって木目の方向を見極めてプランクシートを貼り込むのは、大変重要に成るんです。
 
● 胴体のラジメカ搭載スペースの工作です。内部側板側壁に、クッキージョイントを埋め込みます。此れがメカプレートの台座に成ります。上下二段に配置されていますが、下段がエレベータサーボのマウントに成ります。エレベータサーボは二個搭載し、左右のフライングスタビを其々単独で操作します。其の為にプレート全長を270mmとしました。本機の構造上・・・後部胴体を完全にプランクしてしまうと、ロッド等の取り付けが大変難しくなります。よって、まず、サーボマウントの位置を決定してからなるべくコントロールロッドを直線引き出来る様に配置していきます。

● 尚、上段のプレートは120mm・・・。ラダーサーボ用のプレートです。ラダーはワイヤーの両引き仕様・・・。トムさんはワイヤーの両引きが大嫌いなのだそうで、完成して送った新型ベガの両引き配置でパイプ等を埋め込んだリンケージを無理矢理、ピアノ線ロッドに変更してしまいました。何で製作途中に言ってくれんのやろう・・・。私はワイヤーロッドの方が好きなので、今後も使い続けますけどね。何で意地でもワイヤーリンケージにするんか?って思ってる人も居るでしょうなあ・・・。大手メーカーの社長の方が正解に見えますけどね。まあ、私の長年の経験値ですよ。テールヘビー対策の・・・。曲げ易いパイプを使えば、直線引きが不可能な構造の機体構造でもパイプを埋め込めば可能に成るんです。

● 当工房のホーカーハンターのラダーリンケージは、ワイヤーの両引きなんですけど・・・。構造が解りますかね?・・・。詳しくは製作記事を見てもらえばそのカラクリが見えて来ますよ。クロス尾翼なので、直線引きのピアノのロッドのリンケージが、エレベータロッドと干渉してしまうんです。よって上手く逃がす構造を模索して、パイプ二本を垂直尾翼に埋め込んでワイヤーの両引きを実現しました。まあ、発想の転換ですな。外径2mmのパイプを、垂直尾翼の2mmのプランクシートに溝を彫って埋め込む・・・。誰がこんなリンケージやるんかなあ・・・。まあ、普通のモデラーさんなら絶対にやらんでしょうなあ・・・。見た目が悪く成るんで・・・。でも被覆してしまえばボロ隠しは解りませんしね。言わなきゃバレませんし。
  
● 当工房のワイルドボアのキャノピーの形状・・・どうやって決定したと思いますか?・・・。まず、胴体の機首の形状が先に決定したんです。キール型フレーム構造なので、ラジメカの搭載位置が最初から決定し、其れ等の装置を取り付けたりバッテリーの交換をしたりと、難しく成らない形状で最初からキャノピー兼ハッチの位置と形状が決まっていました。その形状に合わせて木型を削ってキャノピーを作ったので、あのような細長いキャノピーに成ったんです。

● さて・・・今回のボアの場合、前回のボアで作ったキャノピーを利用するんですが、其のキャノピーを使う為には新たな構造に普通に使える様に変更せねばなりませんでした。キャノピーの基本的な形状は変えられませんので、機体側の構造を変更するので結構手間が掛かります。ただし・・・この手順は、市販のキャノピーを自作する機体に組み込む手順と同じなんです。山本昇氏のオリジナルな自作のグライダーの数々・・・市販のキャノピーを加工して組み込んでいます。最初から形状が決まっているので、その形状に合わせて自作グライダーの機首形状が決まるんです。今回は市販のキャノピーを使うのと同じ手順なんです。何度も言いますけど・・・。市販のキャノピーの形状に合わせて、自作グライダーの機首の形状が決まるんです。山本さんの製作記事を熟読すれば氏の設計思想が見えて来ます。
  
● キャノピー兼ハッチの工作です。側面には2mmバルサを湾曲させて貼り込んでいます。厚さ20mmのバルサブロックを成形して作れば何の苦労もしないんですが、とにかくバルサ材の値段が爆上がりしてるので、まあ、面倒臭いんだが複雑に組み上げた方が材料的には安上り・・・。更に現在中東のトラブルの影響で、更に値段が上がる可能性もある。当工房としては、現在の世界情勢の悪化にもある程度の対応は可能なので、今の時点ではまだ、大きな危機感はありません。
  
● 本機のラダーリンケージは両引きのワイヤーを使用します。其の為には胴枠毎に固定できるガイドが必要です。確実に固定できる様に専用のガイドパーツを作りました。このリンケージ固定用のガイドパーツは、既に図面上で決定していました。なるべく直線でガイドパイプを配置する事で、パイプ内部を通るワイヤーの抵抗を極限まで減らす目的があるんです。このパイプ配置は既にトムさん仕様の新型VEGAで組み込みました。しかし・・・トムさんはワイヤー両引きがお嫌いとの事。無理矢理別のロッド式リンケージに変更したので、使われず仕舞いですが、私はワイヤー大好きなのでこのリンケージを組み込みました。
  
● 本機の胴体の形状は、カスタム屋さんが作る女性的な身体のラインを表す流線形じゃ無いんです・・・。どちらかと言えば、初心者対応のバルサキットの構造と似ています。構造は胴枠自体が四角形なので、最も簡単にそして正確に組める単純な形状をしています。胴体上下をアール面にしたければ、後からアールを有する胴枠を足せば良いんです。そうすれば、画像の様なアール面を有する胴体形状には出来ます。まあ、部品数は増えるんですけどね・・・。まるで初心者の造りみたいでしょ!。今回は、胴体の中央部に平面を入れてあります。此れがどんな効果を期待させるかは、次の部品取付で効果が出ます。
  
● 画像はキャノピー後部の部材です。空気の流れを整流する為には一応必要なんですが、キャノピーの延長では作れなかったので、バルサを組んで組立てました。胴体上面に平面を作ったので、定規を当ててボールペンで線を引くのが大変楽だったんですよねえ・・・。よって画像の様なやぐらを組んで、湾曲させたバルサシートを普通に貼り込めましたしね。後は綺麗に成形して仕上げれば、画像の様に成るんです。この手順は当工房のあらゆる機体の製作に登場します。プロっぽくないんですが、造りは此方の方が簡単です。
 
● キャノピーのベースは3mmのバルサシートを成形して組み込みました。キャノピーの嵩が低くて細長いので、貼り代は3mmでも充分です。キャノピー自体の形状よりも、若干幅を広げたので、ベース板の小口に密着する様に成りました。コクピット周りの工作に約一カ月・・・。此れをキチンと作れば、自作機と言えども高級感を増せる部分ですので、手抜きはしませんでした。バルサの継ぎ目が多いので、見た目のビジュアルがややイマイチですけどね、フィルムで被覆したらそこそこの仕上がりは期待出来るでしょう。

● 先日の唐変木氏のメールに対して、当工房からの返答メールを書いた事を記載したんですが、勘違いした当のご本人ではなく・・・お仲間掲示板で当工房を糾弾した文章を観られた別のモデラーから、面白いメールが来ました。その方のメールの内容によれば・・・市販のプラモデルを精巧に作るプラモデル業界では神様とも呼ばれる方が居られるとの事・・・。その方のハンドルネームが眉山さんと言うらしい・・・。その方は別の掲示板では鳶(トンビ)とも名乗っているそうなんですが、その方がロッキードの旅客機ベガを組み立て中と掲示板に記載したら、この勘違いモデラーさんがお仲間のラジコンモデラーに眉山氏のベガの事を話したら、当工房の記事が載ってるラジコン技術誌を見せたらしい・・・。ロッキードのベガと、当工房製作のVEGA???形状は全く違うんだが、この勘違いモデラーさんはプラモデルの神様を崇拝されているお方・・・。ラジコン技術誌の眉山鳶氏をプラモデルの神様と感違い・・・当工房の私の名前が堂々と記載したページを観て、盗作したと理由付けして正義の制裁としての勘違いメールを送ったんじゃないかなあ・・・って言ってましたなあ。とにかく攻撃的でワガママな内容の文章が多いので、掲示板では誰も相手にしないんだとか・・・。まあ、事情が分かって良かったですね。

● プラモデルの神様は、その昔・・・島原市にお住まいだったとの事。今でも実家は残ってるんだとか・・・。今住んでる家の工作室に入りきらない力作が多数眠っているらしい。私の場合の眉山とは、高校が眉山の麓に在り・・・数学の授業中に眉山付近の上空を鳶が優雅に舞っていた。其れに見とれていた私に先生が「今は数学の授業だから黒板を観ろ!。休み時間に成ったら鳶師匠に飛び方教わってこい!。」と言われたんだが、それ以来私のあだ名は(眉山 鳶)になりました。其れをペンネームに使っとるんですよ。(Part-8に続く)